映画『三度目の殺人』 感想
また映画を観てきたぜ!ってことで、今回はなんと、今日公開初日を迎える、新作ほやほやの『三度目の殺人』を観てきました。前々から観にいきたいね~という話を母としていたのですが、まさか公開初日に観にいくことになるとは…。近い場所に映画館があるというのもあって、結構急に誘われたりするのです。
初日だからか、朝早めの上映でも結構人がいてですね…映画館の規模も違かったし。ちょっと落ち着かなかったです(笑)
てことで、ここから先の感想、ネタバレになっていますので注意してください!
三度目の殺人、終始一定した暗さがあって、盛り上がりという盛り上がりがない感じが逆に新鮮で面白いな、と思いました。福山さんと役所さんの、あの最後のやり取り(役所さんが俺はやってない!っていうところ)にすごい圧倒されましたね…あそこが一番の盛り上がりというか、見せ場だったのかもしれないな、という印象。
結局、真実は闇の中、エンドですよね、これって。まぁ、ほぼ確定で殺した理由はすずちゃん演じるあの娘のためなんだろうけど…ちゃんとした証拠はないわけで、それが本当の真実なのかも曖昧っていう。あの娘が嘘つく理由ないし…でも役所さん演じる犯人がのらりくらり野郎なので、何を思っていたのかっていうのに確信はないわけで…真実が明かされないというのはモヤモヤが残るものですが、この映画ではそのモヤモヤが残ることが大切なのではないかと、面白さの1つなのではないか、と思ってました。
ただ、それだとちょっと視野が狭かったわけで…ここで、タイトル『三度目の殺人』に関わってくるわけですが。1、2度目は映画の中で分かるわけですが、じゃあ3度目は何なんだ、と終わってからもまったく見当がつかなかった。父に質問して、初めて意味がわかったというか…母も私も分かってなかったので、ほんと父がいてよかったなと心の底から思いました。気付ける人と一緒に観ないとモヤモヤ残るかもなので注意、って感じですね(笑)
さて、3度目の殺人の意味がわかったところで、もう1度映画全体のことを考えると…なるほど、と納得。モヤモヤが消えたのが分かりました。この映画が何を伝えようとしているのか、がわかり、その部分がはっきりとわかった時に、人は納得するもんなんだな~と思いましたね…いや、人じゃなくて私が、かもしれないですけど。
軽くまとめると、犯人の動機に着目しているわけではなく、「これといった証拠もなく進められて死刑判決になってしまった」ということの方がタイトルに込められている意味なのかもしれないな、という感じです…死刑が”三度目"になるのだと。死刑判決になってしまったのは、結局のところ犯人の供述によるところがありますからね…3度目で、彼は彼自身を殺すことにしたのかな、と思うと…はぁ。
やはりふっと考えてしまう、犯人の心境…今までの人生でつらいことばっかりだったんだろうな、というニュアンスはみれても、何があったのか詳細に描かれているわけではないので、色んなことを想像してしまいますよね…。度々空っぽな器という表現をされるわけですが、器、という言葉がこんなにぴったりだと感じる人物像もなかなかないでしょう…ちょっと切なく感じましたね…。色々と、考えさせられる作品でした。
そういえば、前の年もこの時期にばば~っと映画観てたような記憶が…何なんですかね、この時期になると私のツボをついてくる作品ばっか上映されるようになるんですかね(笑)
まぁ興味ある作品が次々と出てくるよ!っていうのもあるんですけど、実は映画の無料チケットをもらってたというのもありまして…期限がそろそろ終わりそうなので、もったいないから気になってたの観にいこう!っていうのもあります。
あと残り1枚…次は『ナミヤ雑貨店の奇蹟』を観にいこうかな~と考えています。
初日だからか、朝早めの上映でも結構人がいてですね…映画館の規模も違かったし。ちょっと落ち着かなかったです(笑)
てことで、ここから先の感想、ネタバレになっていますので注意してください!
三度目の殺人、終始一定した暗さがあって、盛り上がりという盛り上がりがない感じが逆に新鮮で面白いな、と思いました。福山さんと役所さんの、あの最後のやり取り(役所さんが俺はやってない!っていうところ)にすごい圧倒されましたね…あそこが一番の盛り上がりというか、見せ場だったのかもしれないな、という印象。
結局、真実は闇の中、エンドですよね、これって。まぁ、ほぼ確定で殺した理由はすずちゃん演じるあの娘のためなんだろうけど…ちゃんとした証拠はないわけで、それが本当の真実なのかも曖昧っていう。あの娘が嘘つく理由ないし…でも役所さん演じる犯人がのらりくらり野郎なので、何を思っていたのかっていうのに確信はないわけで…真実が明かされないというのはモヤモヤが残るものですが、この映画ではそのモヤモヤが残ることが大切なのではないかと、面白さの1つなのではないか、と思ってました。
ただ、それだとちょっと視野が狭かったわけで…ここで、タイトル『三度目の殺人』に関わってくるわけですが。1、2度目は映画の中で分かるわけですが、じゃあ3度目は何なんだ、と終わってからもまったく見当がつかなかった。父に質問して、初めて意味がわかったというか…母も私も分かってなかったので、ほんと父がいてよかったなと心の底から思いました。気付ける人と一緒に観ないとモヤモヤ残るかもなので注意、って感じですね(笑)
さて、3度目の殺人の意味がわかったところで、もう1度映画全体のことを考えると…なるほど、と納得。モヤモヤが消えたのが分かりました。この映画が何を伝えようとしているのか、がわかり、その部分がはっきりとわかった時に、人は納得するもんなんだな~と思いましたね…いや、人じゃなくて私が、かもしれないですけど。
軽くまとめると、犯人の動機に着目しているわけではなく、「これといった証拠もなく進められて死刑判決になってしまった」ということの方がタイトルに込められている意味なのかもしれないな、という感じです…死刑が”三度目"になるのだと。死刑判決になってしまったのは、結局のところ犯人の供述によるところがありますからね…3度目で、彼は彼自身を殺すことにしたのかな、と思うと…はぁ。
やはりふっと考えてしまう、犯人の心境…今までの人生でつらいことばっかりだったんだろうな、というニュアンスはみれても、何があったのか詳細に描かれているわけではないので、色んなことを想像してしまいますよね…。度々空っぽな器という表現をされるわけですが、器、という言葉がこんなにぴったりだと感じる人物像もなかなかないでしょう…ちょっと切なく感じましたね…。色々と、考えさせられる作品でした。
そういえば、前の年もこの時期にばば~っと映画観てたような記憶が…何なんですかね、この時期になると私のツボをついてくる作品ばっか上映されるようになるんですかね(笑)
まぁ興味ある作品が次々と出てくるよ!っていうのもあるんですけど、実は映画の無料チケットをもらってたというのもありまして…期限がそろそろ終わりそうなので、もったいないから気になってたの観にいこう!っていうのもあります。
あと残り1枚…次は『ナミヤ雑貨店の奇蹟』を観にいこうかな~と考えています。
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