怠惰で雑感

日々のこと、2次元のこと、創作のことなど。突然のネタバレをすることもあるので、ご注意下さい。創作の場(pixiv) → http://pixiv.me/iki3
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夏目友人帳 映画感想

夏目友人帳 映画感想

先週の土曜に「劇場版 夏目友人帳 〜うつせみに結ぶ〜」を観にいったわけですが、今回はその感想をここでしたいと思います。ところでこの記事の画像を見ていただきたい。お分かりいただけただろうか…映画特典が可愛いって?確かにそれはある。とっても可愛い。特典ゲットできてマジでよかった。感謝。でも私が言いたいのはそれではない。映画チケットのタイトルのほうに注目いただきたい…「劇場版 夏目友人帳 うつ」
う、うつ…!?さ、最悪なところで切れてるじゃないですかやだー!!!夏目友人帳の映画はね、切な〜い気持ちになっても、うつにはなりませんよ…!!!

と、小ボケをかましたところで、さっさと映画感想始めたいと思います。
ここから先はネタバレ注意でお願いします…!



言いたいことはいっぱいあるような、でもそれがなかなか言葉にできない…という悔しさと苦しさを味わっています。すごいです。映画版になって尺が長くなっても夏目友人帳クオリティーは衰えていません。むしろ色々と拾える部分がありすぎてパワーアップしておる…夏目の過去のこと(結城)も、レイコさんのことも。そして笹田さんのスピーチが何気今回の夏目友人帳のテーマだったのかな、と思うとこういうとこにまで伏線が行き届いておる…!と驚愕しています。最初に結論を言ってたんだよね…まるで論文の基本的な書き方みたい、という感想が頭を過ぎたあたり、大分論文に毒されておる。

と個人的な事情は置いといて。まぁつまり、端のほうでも魅力的な話が沢山あるわけですが、やはり今回は本筋を、今回限りであろう妖と人…ホノカゲとよりえさんの話をしなければと思うのですよ。てことで、今からその話をしていきます。
まぁ〜何といっても切ない、に限るよね。これから色々言うけど、たどり着くとこは結局切ない、です。いつか終わりにしなければとわかっていても、穏やかな時間に別れを告げるのはやっぱり苦しいよね…てなる。別れなくてもいいじゃん!て気にもなるけど、2人の時間って言ってしまえば夢の時間だと思うのよ。よりえさんは既に死んでる息子と暮らすっていう夢を見ている状態なわけで、夢からはいつか覚めないと現実で生きていけなくなるわけです。ホノカゲは別れが名残惜しいだけで、よりえさんから現実を奪おうとは思っていない。ということは、今回のこの2人の別れは妥当だったのかな、と思います。ままならないですけどね…一緒にいる限り、ホノカゲはずっとよりえさんに夢を見せてしまうわけですから…仕方ない、という印象です。

では、いつか別れてしまうなら、2人にとって一緒にいた8年間は無駄だったのか、というとまったくそんなことはない。これに関しては確か夏目が名取さんに対して答えを明言していてかっこいいな〜と思ったものでした。せ、台詞忘れちゃったけど…。
端的に言ってしまえば、悲しみを癒すのに8年は必要な年月だったのでしょう。この8年間、別に詳しく描写されているわけではないのですが、映画の中の2人を見るだけで、きっと何気ない日常を微笑みながら平和に暮らしてたんだろうな〜と容易に想像できて泣く。よりえさんを、息子を亡くした悲しみから救うための8年間…でもあり、ホノカゲにとっても、彼自身の「忘れられてしまう」という悲しみを癒すための8年間でもあったのかな、とふと思いました。双方で悲しみから救っていたのかな…と。

そう思うと、ラストのホノカゲが飛び立つシーンは、何かこみ上げてくるものがあります。悲しみからうろに閉じこもっていたホノカゲが、よりえさんと過ごすことでその悲しみを癒し、最後は遠くへと飛び立っていく…あまりにも綺麗な別れに今思い出しても泣きだしてしまいそうです…。別れは寂しい。でも、そこに深い悲しみはなかったのではないかと…これからの未来を想像して、ふっと穏やかに笑うことができる。そんなラストだったのではないかと私は思うのです。
そういえば、よりえさんとホノカゲ最後の会話シーン。ホノカゲが「さよなら」ではなく、「いってきます」って言ってたの、個人的にめっちゃ好きなのよね…いってきます、って良い言葉だな〜。

切り絵の竜胆と生花の竜胆はそれぞれ、よりえさんとホノカゲの気持ちだったのかもしれません。花言葉にかけてくるの、それがぴったりと当てはまっているとグッとくるよね…。まぁ最初切り絵と生花で考えたときに偽物と本物って感じでホノカゲのこと匂わせてんのかなと思ったりしたけど、切り絵の竜胆を偽物というのはあまりにも強引というか失礼なのでなかったことにします。
それぞれの気持ちの描写だと私は思います!!!!!

あと主題歌めっちゃいいよ…!Uruさんの「remember」映画観たあとで視聴するとほ、ホノカゲ〜〜(泣)ってなるb歌詞にも竜胆入ってるのがポイント。そしてやはり「忘れる」の対として「覚えておく」の意味である「remember」をタイトルとしてもってくるの最高にずるいと思います先生…!こんなん心にくるでしょ…。

本筋話すだけでこんな量だもんな…気付いたらニャンコ先生分裂して面白可愛くなるの話とか全然してないじゃん。田沼くんが劇場版でもやはり良い男って話もしてないじゃん。多軌さんがいかに可愛いかの話もしてないじゃん。それ言ったら夏目の友人達(人間、妖怪含め)の素晴らしさも話してないじゃん。名取さんもエピソードあるのに名前しか出してないじゃん。式神一切触れてないじゃん。話してないことだらけじゃん。なんだよもう、話すこと多すぎるよ…!

端の話もあわさって本筋が光ってる部分もあると思うのでもう観て感じた方が早いと思います。結論、観て!につきる。
あ〜ほんとよかったな…私もこんな話が書けるようになりたい。

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