怠惰で雑感

次は2本目、「ジョゼと虎と魚たち」。もうマジで楽しみにしてました…と言いつつ、年末の公開だからそこまで観にいく気にならなくて…でも主題歌聞いてたら(映像見てたら？)めっちゃ観たくなって衝動のまま観にいったっていうのがあります。この衝動がなかったらプペルも観てなかっただろうからよかった…衝動大事。

では、ここからネタバレ注意でお願いします。



何かもうさ〜〜〜〜甘酸っぱいな〜〜〜〜。観る前はこの話泣いちゃうかもな…て思ってたんだけど、何だかんだで終始温かかったから、全然泣かなかったな…普通に感動してた。プペルで泣いてしまった方がびっくりしてる。

いやさ〜、主人公2人の関係ほんといいよね…。最初はさ、言ってしまえば雇用関係だったわけじゃん。利害が一致したあっさりとした関係というか。それが関わっていくうちに、情が伴ってくる感じが、よかったよね…。ジョゼのお祖母ちゃんがなくなってさ、もう雇えないってなってさ…でも今までの積み重ねがあるから、はいさようならなんてできなくてさ…。ここら辺のやり取りめっちゃ好き。

すれ違いそうになってたところで、先に去ってたジョゼの車椅子が道路のちょっとしたヒビに引っかかって、信号が赤になって、そこに恒夫がきて…ってなったとこで嫌な予感はしてたんだけど…ほんとに恒夫の方が車に轢かれてしまって思わずああっ！ってなったよね。ここからの恒夫とジョゼの落ち込みようがもう…つらい…。てか、2人ともこんな状態になってこっからどうやって前を向かせるようになるの！？(最後はハッピーになると疑わない精神の考え)て思ってたら…恒夫のことが好きで、でもフラれてな舞ちゃんが、ジョゼの恋のライバル的立ち位置の舞ちゃんが…！ジョゼに発破をかけにくるとはね…ひぃ〜〜。舞ちゃんの心境を思うと切ないぃぃが先にきてしまうんですが！？

いやでも、そっからのジョゼの頑張りよ…舞ちゃん君は良い仕事をしたよ、ありがとう…。それから同じ職場で働く、隼人くんね！彼もかなりいいキャラだったよね。普段はチャラいけど、誰よりも人を見てるというか…コミュ力抜群というか(笑)なんでチャラ男は皆人を気遣うのがこう、上手いんだ…。んでもって恒夫とも友達だからさ、こう…お前が息できない時は支えるのが俺の仕事だって感じで話してたのがも〜〜めっちゃよかった！あのダイビングのシーンとかかってたから余計よかった！

で、ジョゼもね…頑張ったね…最初は全然駄目だったのに…。最初にジョゼが恒夫から希望を貰って、次はジョゼが恒夫に希望をあげたんだね…いいね…。そこから心海が流れてのリハビリシーンからもうぐんぐん前にいくのでキタキタキターーー！！！って感じでした(笑)
恒夫がジョゼに退院の日にジョゼに迎えにきてほしいっていうんだけど、ジョゼは私幸せだって言って誤魔化すからえ、え、あれ？ジョゼさん！？って、ジョゼが恒夫の前からいなくなる予感に苛まれて。案の定ジョゼ迎えにこなくて。恒夫が必死にジョゼ探してるシーンめっちゃヤキモキした〜〜〜！だってこのままもう何事もなくくっつくと思ってましたからねこっちは！！！
で、ジョゼが1人で怖いと言っていた虎を見にいってるとわかってそこまで追いかけて、でももういなくて、ああ…と思ってたら…冬の雪が降ってる時期だったから、雪に車椅子が通った後がくっきりと残ってたんですね…はぁ〜〜何この演出！で、その後を辿っていって…はぁもうこれでジョゼと会えて大団円ですわ、とか油断してたら、大通りに出て人の足跡がいっぱいで、とあるところで車椅子の後が消えてしまっていて追えなくなるんですよ…だから何だこの演出は！？なんで、なんで、素直に出会えない！？と最後の最後で叫んでましたね、はい(笑)

まぁ最終的には無事会えたんですけど。2人が最初に出会った場所でな…思うけど、あの勢いで向かってくるジョゼを受け止められる恒夫すごいな。で、最後にくっついて、本当のハッピーエンドです。はぁ〜、紆余曲折色々なことがあったけど、2人が幸せな最後に辿り着けてほんとよかったな〜〜。おめでとうございます！



ちなみに今は主題歌と挿入歌であるEveさんの「蒼のワルツ」と「心海」を交互に延々リピートしています…めっちゃええぞ…。